Track List
01. Black Lotus / Crouka / cao. / リツカ / 東方花映塚 / フラワリングナイト
02. miss illusion / Izu / くまりす / Tsubaki / 東方緋想天 / 有頂天変~Wonderful Heaven
03. 風導星歌、黎明ノ景 / Crouka / いずみん / nayuta / 東方風神録 / 少女が見た日本の原風景
04. 紅 6.0 Records (ver 0.1) / raku / cao. / Tsubaki / 東方永夜抄 / 千年幻想郷~History of the Moon
05. steel wear / raku / くまりす / Cryu / 東方紅魔郷 / 魔法少女達の百年祭
06. undefined songs / Izu / くまりす / ほたる / 東方星蓮船 / 春の湊に
07. Black Butterfly / 黒鳥 / くまりす / ゆき / 東方紅魔郷 / メイドと血の懐中時計
08. Missing Sorrow / すみじゅん / いずみん / 東方風神録 / ネイティブフェイス
09. Proof of River / Crouka / cao. / ほたる / 東方風神録 / 芥川龍之介の河童
10. Lucent Wish / 黒鳥 / いずみん / 茶太 / 東方風神録 / 神さびた古戦場
11. 片月下円舞曲 / raku / いずみん / 前菜 / 東方地霊殿 / 少女さとり~3rd eye
12. One Day’s Memory / 黒鳥 / cao. / リツカ / 東方永夜抄 / ヴォヤージュ1969
Produced by EastNewSound
Original Author: ZUN
Vocals: 茶太 nayuta いずみん Tsubaki リツカ ほたる Cryu 前菜 ゆき [東方歌宴郷]
Arrange: 黒鳥 Crouka Izu raku すみじゅん [Halozy]
Lyrics: いずみん cao. くまりす
Illustrator: ハニュー
Art Direction/Designer: cao. [*PetitBrain]
CI Designer: LMY
Black Lotus
Arrange: Crouka
Lyrics: cao.
Vocals: リツカ
匣に眠るは 罪の守人
憂う月夜に 悠久の闇
眠る彼方に 触れているでしょ
尽きた躯に 奏でる輪舞曲
誰も皆 哀を叫び
悲嘆の台詞 交差する
仕える 一輪の華よ
空の瞳 立ち尽くした
指触れる 黒いロータスを
浮かべるは 銀の小皿
砕かれた四肢を 曝したら
還り咲くは 世界なんだ
麗しく 染まる円卓は
二人だけの 劇場へと
擦れ違い 惹かれ奪われる
枯れる物の 世界なんだと
今は 孤独を
救いし 華を咲かそう
生に纏いし 民の礎
荒れた古城の 埃と同じ
何に縛られ 何を彷徨う
届かない声 終焉り告げよう
誰もが皆 愴を写し
無数の悪夢 毒を食らう
少女が視る エデンの地は
刻まれ逝く 輪廻の嘘
甘い果実を 並べた食卓
十六夜の 幻へと
視覚聴覚 捕われたら
薫りだけ 懐かしくなる
零れ落ちる 言葉の欠片
華々しく 散って逝くよ
味覚幻覚 痺れ崩れ
躯疼き 冥府に落ちる
眠りの 森へと
下ろして 華を弔う
指触れる 黒いロータスを
浮かべるは 銀の小皿
砕かれた四肢を 曝したら
還り咲くは 世界なんだ
麗しく 染まる円卓は
二人だけの 劇場へと
擦れ違い 惹かれ奪われる
枯れる物の 世界なんだ
指触れる 黒いロータスの
花びら取り そっとキスを
紅い果実 蜜嘗めづって
甘美に狂る 世界なんだ
繋ぐ掌 そっと浮かべ
混ざりあい 暗へ変わる
愛しさ-痛み 誓い-破り
紡がれざる 世界なんだと
今は その手に
生きとし 華を送ろう
miss illusion
Arrange: Izu
Lyrics: くまりす
Vocals: Tsubaki
触れる窓に滲む 冷たい朝露
なぞる指で描く 歪んだ願い
震え揺れる木の葉 舞い散る色彩
流れ落ちる砂に 遊ばれて
霞んだ 目で見ていた
暗い 誓い
淡い 期待
遮る布きれ
色を変える景色 忘れ去る憂い
終焉の足音 来ない待ち人
触る砂の重さ 次第になくなり
欠ける月の影に 残されていた
白黒の 目で見ていた
深い 思い
白い 願い
暗闇の奥へ
何度も繰り返し 這い上がる階段
落ちてきた宝石 昔見た石
拾い上げる指に すり抜ける翼が
何時か私の背に あると信じて
風導星歌、黎明ノ景
Arrange: Crouka
Lyrics: いずみん
Vocals: nayuta
沈む朱の陽が
胸を締め付けて
抑え切れずただ
奔り出す
風に舞う
緋色の音に眼を 閉じる
さざめく夜に溶け出した
葉に身体投げ
星空には遠くても
奇跡になら近くて
願いはただ遠くて
奇跡はすぐ近くて
願う星に叶える風
秋空に願いを込め 祈っていた小さな夢
三月遠くの天の川
例え天が凪としても それでも願うよ
短冊空に舞い上げて
夜空に咲く星へ届け 届くはずが無いとしても
ただ願っていた
風ならば届けてくれる 奇跡が起きる
星の降る
夜空仰ぐ眼 霞む
陽炎振り払う袖は
雨に濡れてた
星空には届かずに
奇跡になら届いて
願いはただ届かず
奇跡はもうこの手に
朱雀舞う夜願い込めて
祈っていた小さな夢
羽根広げ飛び立つ空を
赤く染め行く
夜空に咲く星へ届け
届くはずが無いとしても
風は舞い 届けてくれる
奇跡が起こる
願う星に叶える風
秋空に願いを込め 祈っていた小さな夢
遠く遠くの銀の河
例え天が凪としても それでも願うよ
煌く想い届き咲け
夜空に咲く星へ届け 届くはずが無いとしても
ああ叶えたくて
風ならば届けてくれる 奇跡が起きる
叶って…
星に届き叶える風
凪空に願いを込め 祈っていた小さな夢を
奇跡で叶わない奇跡
胸焦がした一つの夢 風は応える
儚く透明な願い
夜空に咲く星へ届く 願いが儚いとしても
ただ繰り返した
風が届け叶え咲いた 奇跡が起こる
―――風導星歌、黎明ノ景
紅 6.0 Records (ver 0.1)
Arrange: raku
Lyrics: cao.
Vocals: Tsubaki
「紅色のインクは、すぐ近くにある」と
悲しげな笑み浮かべ 1→2.3を捲る
遡れないから 幽かなもの縋る
地上につながれた 生を成す糧たちよ
羽ばたく鳥には なんと滑稽なことでしょう
かごの中の鳥は 世界など知らないでしょう
こんな物語 私の落書き以下
なぜ人は信じるのか 100%なんてないのに
繰り返すヒストリー ノアを求む子らよ
何の成長なく 紅と黒の旗を見る
書き換えられる暦 私は覚えてる
悲しげな笑み浮かべ 2.3→4.5を捲る
時を越え また巡り会っても
貴方がなくなっても 私が記録を続ける
「紅色のインクは、もう遠くにある」と
微笑よ涙なれ 6を捲る
この地から見送る 無限のストーリー
遠く光り逝こう この時空の星達よ
6の手記を描き 此の十字よ記憶なれ
steel wear
Arrange: raku
Lyrics: くまりす
Vocals: Cryu
紙に書いたラフ画
踊りだす夜の闇
一人空を楽しげに
遠くへと飛び立つ
騒ぎ出した森に
崩れだす日常の
リズム刻む振子時計
合わせて狂いだす
囁く人の声に
囁く人の歌声に
囁く人の耳に
一人じゃないと呟いた
何度でも
ゆらゆら揺れていた
儚い夢の音に
忘れていた輝いた
あの頃の顔
一人部屋の隅に
座り込む人形を
抱え布団へと向う
変わらない毎日
軋む床の音に
驚いて目を覚ます
隙間覗く猫の顔
悲しく微笑んだ
呟く猫の声に
呟く猫の歌声に
呟く猫の耳が
怖くないと強がった
震えてる
歩く道の上に
転がるガラス玉
拾い上げた
その先を考えないで
開くドアの先に
写りこむ日の光
温かくて優しくて
空へと手を伸ばす
ゆるやかに流れる
永遠に身を任せ
時の音色を奏でて
落ちていく木の葉を
ひらひらと眺める
色を生む傘回し
何度でも繰り返して
夢の中彷徨う
undefined songs
Arrange: Izu
Lyrics: くまりす
Vocals: ほたる
ゆらゆら 揺れてる
きらきら 輝いて
見かけた 儚い
夢だって言わせて
期待を右腕に
降り立つあの地へと
掴んだ 左手
迎え撃つ未来へと
無くしたものの 名前を忘れ
見上げた空に 問いかけた
「私は何処にあるのでしょうか?」
失くした耳じゃ聞こえない
ひらひら舞いおりた
じわじわ消え去った
指先 凍えて
まっ白に消えてゆく
木立の喧噪に
囁く人たちの
薄まる影から
溶けてゆく色が
拾ったモノに 名前を付けて
私の意味を 探してる
叩いてみた 壊れたテレビ
砂嵐に ときめいて
ふれる指に ジワリと響く
広い部屋 歪む音
無くして気がついた
忘れたものの名を
拾って忘れた
無くしたものの名を
歪んだ世界を
繰り返す私の
囁く木立の雑音が消えるまで
Black Butterfly
Arrange: 黒鳥
Lyrics: くまりす
Vocals: ゆき
囁く期待と 儚い願いは
輝き無くすと 知ってた
月夜が写した 歪な砂場に
置き忘れてきた 白い花
僅かな願いも 記憶の彼方へ
触れることさえも できない
輪廻を見つめた 天使の真似ごと
汚れた羽では おままごと
蒼い屋敷の中 見える光に遊ばれ
落ちる奈落の穴 伸ばす腕に絡む棘
誰も聞かないのに 叫び助けを求めた
闇を切り裂くため 握る罪の刃を
歌声無くした 小鳥の羽なら
誰かが私に 気付くの?
時間を止めても 動き続けてる
黒くて澱んだ 水面に
足を巣食われて 一人残されて
私の秒針は 動かず
誰もが忘れた 夢の片隅に
死ぬことさえもが 叶わない
光無くした目に ひらり触れる蒼い髪
冷めたリノリウムと 頬を撫でる白い指
動き始めた針 絡む指に身を任せ
加速する光に 煽る邪神の黒い羽
進む大海へと 握る指に強き刃を
孕む不安さえも 抱え空高く
Missing Sorrow
Arrange: すみじゅん
Lyrics/Vocals: いずみん
嘲る暗夜に荒れ果てた空を睨む
雨に濡れ悪夢に泣くイドの底で
赤錆びた秋に散るる葉は憐れむように
頬撫でては傷抉られて叫んだ
蔦に錆び付くリングは
誰かと交わした約束で
失われてた記憶と
失われていった誰かの言葉
想い馳せ理由も無く
流す涙は風に消えた
陽炎に浮かぶ過去の名を思い出した
壁を蹴り空へ叫ぶイドの底で
掲げたこの手に絡み付く枯れた蔦は
彼の日から刻まれていった影模様
風に溶け出すリングは
誰かが求めたこの場所へ
叶えられてた約束
時に消えていった誰かの言葉
願い事忘れ去り
意味も亡く目を閉じて願う
追憶は霧に阻まれて色を亡くす
ただ残る呪いと渇望に叫んだ
“Craving”
誰の声も聴こえない 狭い部屋は
奪われ縋り付いたイドの底で
“Craving”
霞む空に手を伸ばし掴めなくて
遠ざかり雲が遮ったあの場所を
Proof of River
Arrange: Crouka
Lyrics: cao.
Vocals: ほたる
水辺に浮かぶ光を[眺めてた]
何かが変わるのかと
ずっと思ってた
それは子供のままごと
ただ切なく、でも、大事だったんだ
チクタク流れる時に
逆らうことなく流れて
落ち葉は絡み交ざって
水は静かに解け合う
出会ったことは偶然だけれども
とても願っていたんだ
ぬくもり感じる手に
「また会いたいよ」
いろんなことを、聞きたいな
臆病だから、言葉にできない
石ころ投げのように[一人遊戯]
ずっと放り続ける日々が、過ぎ去って行き
其れが何になるかなど
わからず続けて、救われたんだ
クルクル巡る流れに
翻弄される石ころは
君と繋がったことが
とてもとても嬉しかった
季節はただ移るけれど
ごめんね、ココで会えた
君のコトがいつまでも残ったままで
あの時をモノマネする
川に映る、自分見て、泣きたい
この記憶と生きる
今でも君のことはずっと覚えているよ
あの時話した言葉すべて忘れない
私は此処でしか生きては、いけないから
また会うから、此処で独りきり待ち続けて
愛も優も人も妖も、この水面には
鏡写すように、光って、詰まっているから
川の水にとり、一羽はばたいて往き
「さようなら」の言葉
Lucent Wish
Arrange: 黒鳥
Lyrics: いずみん
Vocals: 茶太
たったひとつ気が付いた
わたしの在る理由
きみが消えて仕舞わぬよう
きっと叶えるために在る
時の音色は 無情に巡り
錆び付いた 針動かし続ける
廻れば謳を 忘れる人は
目を殺がれ 彷徨う屍
斜陽に啼いた 鳥は堕ち逝く
焼け落ちる 穢れた漆羽根
雲間の月を 仰がず奔る
虚道には 終着地は亡い
瑕疵無き丘立つ 侘しい社は
私はただ この場所で
宵月映した 神錆びた場所
手を繋いで 君と居たかった
“Lucent my wish”
信じた在り処棄てれば
透明な
仄昏い夜が明けると気付いた
願いはただ
視得無い明日を睨み
染まり行く
東雲へ奔る
元の色も忘れ
真澄の鏡染める朱の葉
赤錆びた葉が秋を深める
八十神仰ぐ緋色ノ杜の
頂に響く嗤い声
瑕疵無き山立つ 華やぐ社は
私はただ この場所で
秋空映した 神錆びた場所
手を繋いで 君と居たかった
“Lucent my wish”
透明な願いは染まり
透明な
仄昏い夜の帳がまた来る
願いはただ
視得無い空を呪い
染まり行く
虚道に墜ちて逝く
元の色も忘れ
瑕疵亡く聳える 九天の社は
私はただ この場所で
心を映した 神錆びた場所
手を繋いで 君と居たかった
“Lucent my wish”
儚い願いの錆びた
透明な
仄暗い夜は終わらないままで
願いはただ
砕けた心探す
染まり行く
神錆びた場所で
元の色も忘れ
たったひとつ気が付いた
わたしの在る理由
きみが消えて仕舞わぬよう
きっと叶えるためにある
片月下円舞曲
Arrange: raku
Lyrics: いずみん
Vocals: 前菜
こわれたツギハギのウサギ
縫い合わせたいのに 千切れ落ちた
「ねぇ、そんなモノよりあそぼうよ」
ドアの向こう声がする
回り廻り回る円舞曲
なぜ私以外は足が無いの?
「ねぇ、そんなコトよりおどろうよ」
ネコは嗤う
きらびやかなモノクロームの
ドレスで飾った色の無い貌
大理石のタイルを踏む
靴の音は独り寂しく
ツメモノ踏んだ
さあ踊りましょう 倒錯のワルツを
狂狂と何度も 精神逝くまで
歪む四重奏を 引き算
葡萄酒を散らした 片月下円舞曲
やぶれて綿の抜けたネコ
針で刺したいのに 叫び燃えた
「ねぇ、そんなモノよりあそぼうよ」
マドの向こう声がする
回り廻る回り円舞曲
なぜ私以外は貌が無いの?
「ねぇ、そんなコトよりおどろうよ」
カラスは鳴く
月が照らす茨の庭園
絡み付く棘に時を忘れた
赤く染まる鴉と薔薇
嗤い声独り寂しく
空を汚した
さあ踊りましょう 倒錯のワルツを
狂狂と幾度も 精神逝くまで
歪む三重奏を 引き算
純潔を散らした 片月下円舞曲
憐れな黒い布切れ 燃やした
いびつな木炭細工 踏み付けた
霞む片割れの鏡 ひび割れ
うつる私の瞳に 刺さりゆく
硝子片
さあ踊りましょう 倒錯のワルツを
狂狂と無限に 精神逝こうとも
歪む二重奏を 引き算
灯火を散らした 片月下…嗚呼…
歪む独奏を 引き算
香水を散らした 片月下円舞曲
One Day’s Memory
Arrange: 黒鳥
Lyrics: cao.
Vocals: リツカ
彼方へと 高く
彼方へと 遠くて
尽きて逝く 焔視つめ
民は紅を描く
彼方へと 高く
彼方へと 遠くへ
満ちてゆく 月を染めて
少女は藍を現す
抱いていてもう わからなくなる
予言書に似た あなたの言葉
「――――忘れて死ぬコトか?」
「――――忘れず生くコトか?」
正しさなんて 誰の空論
決められていた 航海の道
「――――✕✕✕を描くコトか?」
「――――◯◯◯を知るコトか?」
あとがきのない物語は
ただただ季節を繰り返すだけ
しおりを挟んで、本をとじ
また、明日をはじめましょう。
限りある、今日へ
限りない、未来へ
在りし日が、石に代わり
歴は史へと撓もう
彼方へと、高く
彼方へと、遠くて
地の海に、灯り連れて
船は蒼を駆け行く
彼方へと、高く
彼方へと、遠くて
どうか永久に、笑っていて
また出会える日まで