[VAF-003] anNina – natal

Track List
01. inicial
02. 子午線
03. うわのそら
04. 肥えた太陽
05. 目蓋
06. シメオンの海
07. 対象a (adonde vuelvo)


子午線しごせん
Compose/Lyrics: anNina
Vocals: Annabel

目めに映うつるもの
手てに取とれるもの
なによりも強つよく
まだ覚おぼえてる

光ひかり溜ため込こんだ
その空気くうき揺ゆらす声こえ
私わたしの名前なまえを
何度なんども呼よんでるの

もう帰かえっておいでと
私わたしの家いえはどこかな

遠とおいところで今いまは眠ねむってる
その空気くうき揺ゆらす声こえ

まだ何なにもかも
知しらないはずの
小ちいさなあの日ひに
でも気き付づいてた

もう帰かえれないこと
無力むりょくすぎた私わたしを

深ふかい地球ちきゅうの心臓しんぞう 貫つらぬいて
私わたしの家いえまで 帰かえりたいのに

ねぇ 帰かえっておいでと
もう 帰かえっておいでと

遠とおいところで今いまは眠ねむってる
その空気くうき揺ゆらす声こえ


うわのそら
Compose/Lyrics: anNina
Vocals: Annabel

淡あわく広ひろがる 上うわの空そら

くすんだあの雲くも 上うわの空そら

零こぼれる雫しずく 上うわの空そら

揺ゆらいだ視界しかい
いつか見みえてた
あの空そらはどこにあるの

歪ゆがんだ時間じかん
いつか壊こわれた
あの時計とけい今いまはないの

汚よごれた頬ほほに
触ふれた指先ゆびさき
今いまもまだ覚おぼえてるの

擦かすれた文字もじに
触ふれた指先ゆびさき
ぬくもりを探さがしてるの

震ふるえる光ひかり
空そらを切きり裂さく
あの刃やいば 夏なつの匂におい

募つのる 迷まよう 過よぎる 染そまる
探さがす 偲しのぶ 願ねがう 枯かれる
塞ふさぐ 眩くらむ 叫さけぶ 揺ゆらぐ
巡めぐる 祈いのる 戻もどる 揺ゆれる

君きみが無なくした
君きみが無なくした
あの空そらはどこにあるの

薄うすれた景色けしき
あの約束やくそくも
もう思おもい出だせないのに
記憶きおくの淵ふちに溢あふれ出だす空そら
目めの前まえに今いまも…

虚うつろな視界しかい
君きみが落おとした
あの時計とけい何色なにいろだった

流ながれる時間じかん
君きみとはぐれた
あの時ときの花はなも枯かれた

揺ゆらいだ視界しかい
いつか見みえてた
あの空そらはどこにあるの

歪ゆがんだ時間じかん
いつか壊こわれた
あの時計とけい今いまはないの


肥こえた太陽たいよう
Compose/Lyrics: anNina
Vocals: Annabel

窓まどの外そとに出だした
碧あおい仙人掌サボテンが
腐くさりかけていた

有あり触ふれた鳴なき声ごえの
憐あわれな鳥とり
いつもの私わたし
いつもの眩暈めまい

急いそがなければいけない
大おおきなそれが来くる前まえに
部屋へやの外そとが崖がけに変かわらぬうちに
焦あせりに満みたされてもう 溢あふれてきた
足元あしもとを崩くずしかねない足音あしおとに責せめ立たてられ
逃にげ出だす先さきも分わからぬまま
動うごくことさえ出で来きない

昇のぼりきらぬ
転ころがる太陽たいようが
嗚呼ああ
沈しずんだ

急いそがなければいけない!
大おおきなそれはもう来くるだろう
誰だれかが走はしり出だした音おとが聞きこえた
脱ぬぎ捨すてた服ふくを拾ひろえ
粟あわ立だつ肌はだを覆おおい隠かくせ
逃にげ出だすなら今いまだと
カナリヤが歌うたい煽あおり嗤わらいだした

目蓋まぶたの裏うらの
転ころがる太陽たいようが
嗚呼ああ
消きえない

闇やみに飽あいた頃ころに
肥こえた太陽たいようが
また顔かおを出だし

冷さめ切きったからだを
暖あたためて笑わらう
動うごけぬ子こらの


目蓋まぶた
Compose/Lyrics: anNina
Vocals: Annabel

誰だれかを見みてる
影かげのように近ちかくで
見み渡わたす限かぎり白しろく
飲のみ込こまれそうになる夢ゆめ

叶かなうなら
今いま
君きみに会あいたい

目蓋まぶたの裏うらに
眩まぶしい夜よるを留とめて
嘘うそも本当ほんとうも全部ぜんぶ
飲のみ干ほしてしまおう

さあ


シメオンの海うみ
Compose/Lyrics: anNina
Vocals: Annabel

手て慰なぐさみにはじめた
宛先あてさきのない手紙てがみ
今日きょうも崖がけの上うえから
海うみへと瓶びんを投なげる

深海しんかいまで落おちて
押おし潰つぶれたガラス
水みずに溶とける言葉ことば
波紋はもんのように広ひろがる

今日きょうはあかい夕ゆう暮ぐれだ
闇くらがりに耳みみを澄すませば
たしかに扉とが鳴なった

鳶色とびいろの髪かみと
香かおる潮騒しおさい
指先ゆびさきが滲にじむ
ガラスのかけら

ずぶ濡ぬれの君きみが
優やさしく笑わらって
あたたかい声こえで
なにかを祈いのった

夢ゆめをみる僕ぼくは
君きみを知しらない
懐なつかしい声こえと
ガラスのかけら

ずぶ濡ぬれの君きみが
僕ぼくの手てをとる


対象たいしょうa (adonde vuelvo)
Compose/Arrange: inazawa
Lyrics: interface
Vocals: Annabel

あなたの亡骸なきがらに土つちをかける
それが禁きんじられていたとしても
純粋じゅんすいなまなざしの快楽かいらくには
隠かくしきれない誘惑ゆうわくがあった

どうして罪つみがあるのだろう
どうして罰ばつがあるのだろう

骨ほねの尖さきはあまりにも白しろく
無限むげんにつづく闇やみをさそった
何なにもかもがあざやかにみえて
すぐに消きえてしまう

あなたの思おもい出でに鍵かぎをかける
それが損そこなわれていたとしても
狂くるおしい愛情あいじょうの奥底おくそこには
抑おさえきれない衝動しょうどうがあった

かけらをひろい集あつめながら
夢ゆめの終おわりを待まっていた

罪つみがあるのは諦あきらめているから
罰ばつがあるのは求もとめすぎるから
何なにもかもが置おき去ざりにされて
まわる まわりつづける

朝あさがくれば笑わらえるだろうか
あの日ひのように笑わらえるだろうか
失なくしたものは何なにひとつないと
願ねがう 願ねがいつづける

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