Track List
01. 僕と世界の境界線
02. 伝えたい、でも伝えられない
03. プリマ・ドンナに花束を
04. ソラミミ
05. いなかみち
06. り・あ・るるる
07. メメント・モリ
08. ヒカリ
09. あさやけぼーだーらいん
10. がんばったら
僕と世界の境界線
Compose/Arrange: bermei.inazawa
Lyrics/Vocals: 茶太
自分というものを 包む薄い膜に
名前を探しても 言葉が見つからない
いつも自己完結 語る相手もなく
すべて自己満足 満たされる事もなく
世界はこんなに広いのに
僕の目には 多くのものは映らない
迷って まよって 探してるもの忘れないよう
迷って まよって 記憶に置き去らないよう
ソレを見つけたら 僕は変われるだろうか
空を飛ぶ鳥の影 追いかけてみようか
道をはしるライン 辿りながらいこうか
世界はこんなに広いのに
僕の目には 多くのものは映らない
走って はしって 自分のペース崩さないよう
走って はしって 世界はどこまで続くの
息が切れる頃 僕は何処にいるだろう
世界はこんなに広いのに
僕自身と 繋がるものはごく僅かだから
走って はしって 探してるもの忘れないよう
迷って まよって 世界はどこまで続くの
ソレを見つけたら 僕は変われるだろうか
伝えたい、でも伝えられない
Compose/Arrange: ESTi
Lyrics/Vocals: 茶太
ばらばらの気持ちを
つなぎあわせて紡いでも
思い通りにならなくて
伝えたいことがいえないの
瞼を閉じて自分の言葉を探しても
見つからなくて今日も一人でうなだれる
作り笑いの癖
鏡の中幸せそう
中身のない言葉で
毎日取り繕ってるの
胸に手を当て自分の言葉を探しても
見つからなくて今日も一人でうなだれる
どうして素直になれないの
伝えたい でも伝えられない
言いかけた口が笑顔に歪む
拒絶が怖くて飲み込んじゃうから
どうして素直になれないの
伝えたい でも伝えられない
ごまかしばかりが上手になって
ホントの気持ちが遠ざかっていく
プリマ・ドンナに花束を
Compose/Arrange: bermei.inazawa
Lyrics: interface
Vocals: 茶太
君だけに分かる悲しみを オルゴールにつめて
オーダーメイドの プレゼントを送ろう
空っぽの時間はいつも 十分にあるから
それはそれは 大きな箱じゃなきゃいけない
ほら ふたを開けたとたんに鳴り出すんだ
ああ なんて不器用な告白だろう
たったひとり君のために 僕は特別なものになる
でも映画みたいに 上手くはいかない
食べるにも困るくらい 小さな心を悩ませて
ただ君のことだけを 考えていた
朝焼けに染まるこの空を リンドバーグのように
颯爽とかろやかに 駆け抜けてみせよう
きっと大丈夫なんて いえないけれど
精一杯の勇気で 伝えなきゃいけない
そう それは広い世界にひとつだけ
ああ 君だけの痛みを感じたいんだ
たったひとり君のために 僕は特別なものになる
さあ 君が望んだ 世界をつくろう
眠れない夜を数え 僕らは夜明けを待ちわびた
太陽に染められた 青の時間帯
君だけに分かる悲しみを オルゴールにつめて
僕だけが分かる痛みを 花束にして
この朝焼けに誓うだろう 僕は君を愛するようになる
そしてふたりが望んだままに 世界を変えよう
ソラミミ
Compose/Arrange: ESTi
Lyrics/Vocals: 茶太
雨上がりの日差し
深呼吸して
何処までものびる空を
見上げていた
ちぎれ雲の流れるその模様が
瞬の間に変化したのに
何もかもが同じに映っては
廻る
そらみみ降りる
いつか聞いた歌思い出す
そらみみ降りる
蒼いイメージの遠い声
ひんやりした空気
人のない駅
ちょうど来た電車にのり
走りだした
心地のよいリズムにいつのまにか
まどろみに落ち夢を見たんだ
形のない幸せ探してる
記憶
そらみみ降りる
いつか見てた色思い出す
そらみみ降りる
蒼いイメージと旅に出る
脳からこぼれる旋律
懐かしさだけ残して
唐突に輪郭を失う
なんとなく僕は
君を思い出してた
そらみみ降りる
いつか聞いた歌思い出す
そらみみ降りる
蒼いイメージの遠い声
いなかみち
Compose/Arrange: bermei.inazawa
Lyrics/Vocals: 茶太
ガタゴト ジャリ道
夏草 木漏れ日
ガタゴト 寄り道
自転車 回る輪
緩やかな下りを
風に乗って走る
懐かしい景色が
目の前に広がる
調子に乗って 手放し運転
石ころ踏んで 慌てて横転
前来た時も ここで転んだな
キラキラ 川縁
揺らめく 木漏れ日
キラキラ 湧き水
魚が くぐる輪
森緑の匂いを
胸いっぱいに吸った
浸した脚の横
魚がすり抜ける
今ならきっと 取れる気がするね
目標OK 狙いを定めて
足滑らせて 涼しい水浴び
傾く太陽が
夕暮れを知らせる
ヒグラシの鳴き声
辿って帰る道
ぬるい風と 生乾きの服
生傷だらけ 泥だらけでも
こんな休みも たまにはいいかな
り・あ・るるる
Compose/Lyrics/Vocals: 茶太
Arrange: ESTi
味のない食事に飽きて
多めに入れた調味料
崩れたバランスは
なにをしても戻らなくて
まるでゲームのように
斜め上から時々見てる
り・あ・るるる 何も感じないの
別に困らないからいいんだけどネ
り・あ・るるる 今日もこの世界は
乗り遅れた僕だけ置いて進む
鮮やかな色彩が少しだけ恋しい
不安定な三角の上に
丸い積み木を積むような
危ういバランスで
毎日流し流され
妙に必死な振りで
日々にわけなく溶け込んでゆく
り・あ・るるる 何も感じないの
別に焦らないからいいんだけどネ
り・あ・るるる 今日もこの世界で
今更遅いって声が聞こえる
鮮やかな色彩が少しだけ恋しい
もっと違う世界がある気がする
もっと別の何かを期待してしまう
ああ、言わないで
逃避だってわかってるから
り・あ・るるる 何も感じないの
常に矛盾と板ばさみなのさ
り・あ・るるる 今日もこの世界は
乗り遅れた僕だけ置いて進む
鮮やかな色彩が少しだけ恋しい
メメント・モリ
Compose/Arrange: bermei.inazawa
Lyrics: interface
Vocals: 茶太
ドラマなんてない ただ過ぎてゆく毎日
夢とか希望なんて 口にしなくなっていた
後悔なんてない あるならただの勘違い
与えられた場所に満足 理解したつもりだった
気が向くままに ゆるやかな眠りについて
ふらふらになるまで たわいない夢をみていた
だけど全然楽しくない 何だか息がつづかない
空を飛んでいるような あの予感がこない
いつも キレイにみえていたのに
最近は リズムがズレてきた
いつの間にか 遠くに離れて
この手を伸ばしても ああ―――
届かないとどかない もう触れられない
すれ違った感覚は たとえばくすんだ雪の色
純粋な空白は 存在を許されない
もう ここには誰もいないことにしてほしい
この何もない 灰色の雪景色の中で
私は今もまだ 白いからだをしているか
世界のすべてが 押し寄せてきても
染まらない 真っ白なからだをしているか
戻れないもどれない もう逃げられない
この吐きそうなめまいは たとえばくすんだ雪の色
何もない自分は 存在を許されない
どうか ここには誰もいないことにしてほしい
ヒカリ
Compose/Arrange: 大嶋啓之
Lyrics/Vocals: 茶太
音を立てずにドア開けて
夜の空気を吸い込む
独り自転車に乗って
あてもなく走り出した
犬も鳴かない夜更けすぎ
咎める存在も無い街
全部振り切るつもりで
僕はスピードを上げる
車輪の音を聞きながら
時々響く砂利の音に
世界が目覚めないかと
ドキドキしていた
固く窮屈な枠の中
独り自分を殺して
やがて磨り減ってゆく日々を
壊したくて足掻いてた
遠く瞬く赤い目が
信号機だと気づいて
ルールさえ眠る街に
何故か孤独を感じた
耳鳴りがして見渡せば
世界は静寂に包まれ
慣れたはずの暗闇が
急に近くなった
昏く吸い込まれそうな程
遠く深い闇の果て
そっと溶け込んでしまえたら
すべて楽になるはずと
泣いた
強い光が
深い影を創った
それはどこまでも拡がって
僕はおぼれてしまう
固く窮屈な枠の中
独り自分を殺して
やがて磨り減ってゆく日々を
壊したくて足掻いてる
今も
あさやけぼーだーらいん
Compose/Arrange: bermei.inazawa
Lyrics: interface
Vocals: 茶太
誰の目にもふれることなく 自分にさえもみえない
不確かなあこがれは 朝のつめたさにも似て
光が届く窓辺には ガラス作りのアルバム
あまりにも透明で 何もうつすものがない
感覚はみちていて どこまでもひろがる
できないことなんて 何ひとつなかった
かなえられない夢をみて 何かに焦がれて
いつまでも語りつづけて
あきれるほどゆっくりと流れていた あの日々を
永遠と呼ぼう
空と交わるこのからだが ひどくふるえているのは
あざやかな色あいに 確信が持てないから
この世界が私だけに 隠しつづけた真実
どこへ向かえばいいのかも ついに知らされなかった
あの頃の自分を ほんの少しだけでも
取り戻したくて ここから歩き出した
音のない悲鳴をあげて 涙をこらえて
あてどなく迷いつづけて
こんなにもまっすぐな 境界線の上を
歩いてゆこう
信じるほど苦しいのは どうしてなんだろう
何も怖くはないはずなのに
それはきっと 目の前に浮かぶその朝焼けが
まぶしすぎたから
がんばったら
Compose/Lyrics/Vocals: 茶太
Arrange: ESTi
どんな小さな望みでもきっと
貴方の胸の内を照らすでしょう
包む闇が深いほどソレは
貴方の心で輝くのでしょう
※頑張ったらいつかはって
思うくらいはいいでしょう
願うことをやめたとき
未来が途切れてしまう
精一杯頑張っても
叶わない夢もあるって
大人ぶった台詞より
ホントの気持ちを聞きたいよ
どんな遠い道のりもきっと
歩いてゆけば距離は縮まるから
諦めずに夢見る心と
今日の一歩が大切なんだよ
どうしようもない事があって
萎える瞬間もあるでしょ
同じテンション保つなんて
神様でもきっと無理さ
精一杯息を吸って
悪い気持ち吐き出して
酸素不足のままだと
アタマきちんと回らないよ
※繰り返し