Track List
01. ビブロフィリア幻想 / RD-Sounds
02. 永啼鳥 / RD-Sounds / 中恵光城 / 東方永夜抄 / 月まで届け、不死の煙 / プレインエイジア / エクステンドアッシュ~蓬莱人 / 竹取飛翔~Lunatic Princess
03. RAINMAKER / RD-Sounds / めらみぽっぷ / 東方花映塚 / オリエンタルダークフライト
04. 捧げられたイメェジ / RD-Sounds / めらみぽっぷ / 蓬莱人形 / サーカスレヴァリエ /
05. engage / RD-Sounds / 3L / 東方紅魔郷 / 亡き王女の為のセプテット
06. かぜなきし / RD-Sounds / めらみぽっぷ / 東方風神録 / ネイティブフェイス / 信仰は儚き人間の為に
07. 竹ノ花 / RD-Sounds / めらみぽっぷ / 東方求聞史紀 / ジャパニーズサーガ
08. 落日ロマンス / RD-Sounds / めらみぽっぷ / 東方永夜抄 / 恋色マスタースパーク
09. R.I.P / RD-Sounds / 中恵光城 / 東方紅魔郷 / ヴワル魔法図書館 / ラクトガール~少女密室
10. 未だ知られぬ物語 ~ Anticipated Dream / RD-Sounds
Produced by 凋叶棕
Compose/Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ 中恵光城 3L
Guitar: 光収容
Violin: 小林将
Illustration: はなだひょう 沙田 雨山電信 ムラ はせがわけいた ほた。 カポ matilda
永啼鳥
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: 中恵光城
永啼鳥が、啼いている。夜を背負って、哭いている。
流す涙が、海となり。いつか月を照らし出す。
ぽつり、また、ぽつりと、孤独な足音。
伝わらぬ歴史の間隙に追い遣られ。
私を知るものなど、何処にもいない。
やがて人は、うつろい、その座ばかりが。
変わらずにいたとて、それは永遠と呼ぶか。
死ぬことさえ出来ない、私を置いて。
胸の内に、尚。
留まり続けている思いは
「憎しみ」以外の名を以って
呼ぶことはないと。
―刻んだ。確かに深く。その傷痕に、滴る命。
紅く、おぞましくも。
それでも、何より、禍々しい。
永遠の意味を問いながら。歪な偽物に手を染めて。
今も、憎きかぐや姫!「永遠」に忘れはしない。
永啼鳥が、泣いている。明けるに夜はまだ永く。
そっと、ただ、そっと。穢れないように。
その存在、宛ら、飾られた人形。
私を充たすものなど、何処にもいない。
命の価値を求めて、探したとしても。
それはずっと死の、先。永遠に届かぬ場所。
叶わぬなら、幾千もの夜は越えまい。
響く鬨の声。願望と許容とを綯い交ぜに
命ずるべくは「永遠に、この身、殺め続けよ」と。
―刻んだ。何より深く。その傷痕に、燻る魂。
この身に受けた咎。その身同じくして、生きるがいい。
さぁ、おいで。と笑いかけよう。あの時のように真っ直ぐに。
鳥よ、穢れた紅子よ!
「永遠」に遊びましょうね。
―ああ、よくぞこの手に、帰ってきた。わが鳥よ!
永啼鳥が、啼いている。
死も生けよと、叫いている。
―ああ、よくもわが前に、あらわれた。憎きかぐや姫!
永啼鳥が、哭いている。
背負う夜のみが、尚、深く。
―刻んだ。誰より深く。
その咎深き、永遠の意味。
そんなに知りたいなら、
命の限りに殺してやる!
お前がただただ愛しくて。
愛したいほど愛しくて。
だけど、なぜか、愛しくて…私はまた、途方に、暮れる。
永遠を探して。
永遠に虜れた。
いつか、この夜の先に「永遠」があると願いながら。
永啼鳥が、啼いていた。
夜を背負って、哭いていた。
夜が明けた暁には。
「永遠」を見つけられれば…
RAINMAKER
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ
まっくらな世界に 光があたるなら
それは あなたのような色をしている
あなたの色を あなたのにおいを
あなたのそれしか わたしは知らないけど
あなたの言葉ですべてを知って
あなたの言葉ですべてを見たの
だから わたしの手をとって もっと ずっと
みちびいて わたしのことを
飛ぶ だれよりも 高くを飛ぶなら
わたしは あなたのそばで
あなたを まもっていられたい
飛ぶ だれよりも たいせつな あなたに
わたしのすべてを 作ってほしいの
ねぇ わたしの雨乞師
不確かな世界に、足を踏み出すには。
少しの勇気と憧れを抱えて。
私にとって、輝かしい何かを。
見つけ出せたならば、もはや悔いなどない。
喪われる命に花と祈りを。
そうして明日へと生きていこうと。
そうだ、私の手を取って。もっと、ずっと。
今度こそ、踏み外さぬよう。
―飛ぶ。誰よりも、高くへ飛べるなら。
私はお前の傍で、
お前と生きて行きたいんだ。
―飛ぶ。雨を乞う、私を、高みから。
私の太陽となって、輝け!
さぁ、明日へと、飛べ。
こんなにも不確かな幻想郷で、生きる。それでもこの世の不条理は、殺せない。
だから、生きる意味を求めて、希望と呼ぶのだ。
―飛ぶ。かつて見た、あの空の向こう側。
お前はその全てを見て
私の世界となってくれ
―飛ぶ。雨を乞う、私を越えていく。
さぁ、未だ誰も知らない、明日へ。
飛ぶ だれよりも 遠くへ飛べても
わたしは あなたのそばから
どこへも いったりしないから
飛ぶ だれよりも たいせつな あなたに
わたしのすべてを 見ていてほしいの
ねぇ わたしの雨乞師
(※すみません、歌詞の「幻想郷」の読み方が知らない^^;)
捧げられたイメェジ
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ
空を見上げれば。そこには。
澱んだ空に、星が広がる。
ああ、私が嗤っている。
私が私を嗤っている。
捻れ曲がった私が。
嗜む酩酊のはずが、
いつしか、”それ”なしでは。息さえ、
出来なくなってしまう。
打ち棄てる、思考を。
蔓延る全ての憂鬱を、
くはりと、吐き出すようにして、
辛うじて生きている。
気だるさに、溶けゆく。
ねぇ、貴女。
思うに、この現実は。
脆く果敢ないものなのかしらね?
虫のように、操られ、交わる。
無自覚な本能のまま、行われて、広がる。
腐っていく。
心の隙間を、埋めようと。
ただ、ただ、繰り返す。
―けれども、何も埋まらずに。
私は。
何を。
誰と。
何を。
誰もが欺瞞を塗り固め、
顔という、顔中に貼り付け。
自分を、欺きながら。
歩み寄る、密かに。
或いはその感情さえ、
ひと時の、悪戯の為せる、
逃避の産んだ幻。
現実を、歪めて。
ねぇ、私。
思うに、この関係こそ。
酷く汚いものなのかしらね?
虫のように、寄生され、諍う。
夜色の笑みをした何かが、私を、見つめる。
穢れていく。
愉悦を湛える、その眼は。
ただ、ただ、雄弁に。
―未だ未だ、終わらせはしない。
貴女は。
何を。
誰と。
何を。
欠けていく。奪われた椅子の数一つ。
私には、取り戻す術が見つからない。
故に。
欠けていく。壊すべき椅子の数一つ。
私には、それ以外の術が見つからない。
虫のように、
支配され、
朽ち逝く。
病の果ての夜の黒を、
その内に、孕んで。
消えていく。
全てが捻れて、壊れる。
ただ、ただ、容赦なく。
―幻想が、牙を剥く。
私は。
何を。
誰と。
何を。
其処には。
もはや。
誰も。
何も。
engage
Arrange: RD-Sounds
Lyrics: RD-Sounds & 3L
Vocals: 3L
When I was alone
I lost all clarity
I had strayed into a maze of solitary
A lone wanderer who wanted to find out
Somewhere receive me or someone to do so
Now I believe you are the one who I’ve searched for
Someone will take me out from this loneliness
Save me, from this whole darkness ‘d solitude
Help me then accept me
Make my life completed
Every pray for everyday
That is the chain of destiny which hold us more tightly
Be with me and tell me every fantasy
Then, there’s nothing I fear
Even Though this engagement
Seems to be an unavoidable curse
Still, I’m sure
I’ve decided to be with you
And I’ve been willing to be with you
Keep holding our hands forever
Now I believe you are the one who I’ve searched for
Someone will take me out from this loneliness
Save me, from this whole darkness ‘d solitude
Help me then accept me
Make my life completed
Every pray for everyday
That is the chain of destiny which hold us more tightly
Be with me and tell me every fantasy
Then, there’s nothing I fear
Every pray for everyday
That is the chain of destiny which hold us more and more and more tightly
Be with me and tell me every fantasy
Then, there’s nothing I fear
Even Though this engagement
Seems to be an unavoidable curse
Still, I’m sure
I’ve decided to be with you
And I’ve been willing to be with you
Keep holding our hands forever
<日本語翻訳>
エンゲージ
探していたこの場所
何故だか見失ってしまう前に
その手を差し伸べてと
貴女の目にいつか願っていた
全てを無くしたこの手には
もはや何も残っていないけど
それでも貴女とともに
歩いていけるなら
明日を与えて。
きっと明日が
何一つ今日と変わらないように
そっと約束してくれれば
それだけでいい。
仮に運命が
そう決めたとしても
この手を伸ばしたその意思を
救いに応えたその意思を
私は信じていたい。
かぜなきし
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ
―人の子は、人に、愛されよと。願い。
―神の子は、神に、愛されよと。願う。
人であり、神であるものがいたなら、共に愛されよと。
かぜがはこぶ、遠い記憶。
黄金にたなびく、稲穂の海に立ち。
人の生み出した、鉄を絆とす。
共に支えては、互いに生かし合い。
それでも、嗚呼、終ぞ、交わることはなく。
揺らぎ、猶予う、人の祈りに。
ときに愛さえ感ずることがあれども
―されど、神は、孤独なのだ。
いとし子よ 罪なき子よ
生まれしことを祝えども
この手に抱くなど。許されはしない。
神はただ、神としてあればよい。
故に。
わが子を、抱いて。なくこともできない。
ただ、愛されよと、かぜにのせた思いは、何処へ。
鈍色に聳える、鉄の海に埋もれ。
人の縋っていた、信仰は消え行く。
この身の行く道は、信仰の中に在り。
それを露ほども疑いもせずに。
揺らぐことない、捧ぐ祈りに。
ときに振り返ることを望みもすれども
―けれど、人は、孤独なのだ。
いとし人 いとし母よ
たとえ血を分けていなくとも
その手に愛されて。生きてきたならば。
その想いのまま、立たねばならぬ。
故に。
膝を、ついては。なくことはできない。
ただ、生きるために、かぜにのせた思いは、何処へ。
―立ち上がれと、呼んでいる。自分の手で、
生きる道を見出すため。
祈るは、その行く先に。かぜが吹くように。
いとし子よ 遠き我が子よ
人が絆を砕いたら。
今こそこの手で。誰よりも強く。
現神人たるその身を抱きしめよう。
故に。
その身を、投げ出し。なくことを赦されよ。
ただ、愛すること。かぜがはこぶ思いは、此処に。
そして、遠く。かぜがなく。
竹ノ花
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ
その花を 咲かせば
あとは
枯れるのが その定めか
その命 散らして
つなぐ
思いを全て 受け取って
【七】
遠くに見ゆるその影に、ふと過る。
遠い日に交わした約束。
この手の届かぬところへ、歩み去る。
その背中に影を合わせて。
交わし足りぬ言葉
全てを胸に押し止め
ただただ願うのは
愛した女の幸せか
竹ノ花
咲けばただ
散るまでの身と聞けども
その命の在る限り
どうか生きてゆけと
その幸せを願えばと
この身を引くも厭わずに
ただ小さく深い傷跡が
いつまでも疼いている、嗚呼。
【弥】
遠くに消えるその影に、目が滲む。
彼方去りゆくはいとし人。
その身に生まれた因果を、受けながら。
この気持ちだけは換え難く。
はらり滑り落ちる
掴んだ幸せの脆さに
それでも願うのは
愛した男と生きること
竹ノ花
咲いてただ
散るまでの身を抱えて
誰にでなく愛を叫ぶ
共に生きていたいと
ただ幸せを願ったが
それでも儚く消ゆるのみ
ただ深い哀の終わらずに
いつまでも遺されて、嗚呼。
―どうか わたしの代わりに、
どうか 愛を伝えてと。
―どうか わたしの代わりに
どうか あの人と生きてと。
【求】
遠くに探すその影が、歩み寄る。
誰よりも近くに寄り添って。
全てを内に閉じ込めたその瞳。
ただ静かに刻を重ねて。
愛も悲しみも
この背に全て引き受けて
我が子に願うのは
何も背負わずに
生きること
竹ノ花
未だ咲かぬ
その身だからこそ生きよと
限り在るその命
せめて自分らしく
人の世に
愛だけが
全てである筈もなければ
ただ一途に幸せに
生きていけと願う
その幸せを願うなら
どうかその道を真っ直ぐに
ただ深く愛を胸に秘め
いつまでも願っている、嗚呼。
落日ロマンス
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: めらみぽっぷ
―遊びをせんとや生まれけむ
―戯れせんとや生まれけん
―遊ぶ子供の声きけば
―我が身さえこそゆるがゆれ
日が落ちたら、昇る星の代わりに。
この身は、星屑の欠片。
凡そ無限の、星屑なれども。
アナタの腕の中では一番星。
「あたくしを愛して、ください」と。
この名を穢しながら、生きる。
嘘は、得意だと思っていたけど。
常に、軋む、ココロ。
あとどれだけ愛を重ねれば。
貴方の星になれるだろうか?
夜な夜な心を殺しては。
この身を星屑と散らし逝く。
いつか、ねぇ。
どうか、ねぇ。
出逢ったその時は、
せめて、優しく。
―綺麗な侭で、
―その目を見て。
笑えたらいいのに…
日が落ちたら、灯る星の代わりに。
この身が、星屑の欠片。
綺麗だぁねと、窓の外にはほら、
季節外れの花火がひとつ。
「今宵もさぁさ、召しませ」と。
歪なロマンスを、抱え。
もはや、挫ける意思を摩り替えて。
縋る、どうか、一目。
あとどれだけ愛と重なれば。
貴方の星になれるだろうか?
救ってくれとも言えないが。
何もかもを捨てたわけでもない。
それでも、ねぇ。
だけど、ねぇ。
出逢ったその時は、
どうか、容赦なく。
―穢い身だと、
―この目を見て。
笑ってくれてよ…
―いつか、出会うときがきたら
そのときには、何と言おうか?
―なんて、はじめから、することなど
決まっているのに。嗚呼。
あとどれだけ愛が重なれば、
貴方の星になれるだろうか?
嘘を並べて生きるだけで、
何も変えられなどしないのに。
それでも、もし貴方に抱かれたら。
貴方の一番星になれたら。
そんな、ことを夢見る心だけ。
ずっと、ずっと、変わらない。
だから、ねぇ。
どうか、ねぇ。
出逢ったその時は、
どうか、嗚呼、どうか。
―この名を呼んで、
―いつものように。
帰れなくしてね。
R.I.P
Arrange/Lyrics: RD-Sounds
Vocals: 中恵光城
閉ざされた扉が開かれて、放たれるもの。
閉じ込められた世界の中、迎える末路。
斯くも数奇な、
斯くも奇異なる「密室の少女たち」
―せめて、どうか、安らかに。
紅く、暗く、綴じた、この図書館で。
星と、月と、廻る、太陽。
はじめに、閉じ込められていた”太陽”は。
出口を探していた。
目指すは、自分の仲間の下へと、至る。
外側の世界へと。
いつしか、その元へ辿り着いた”月”は。
太陽を放とうとした。
己の、居るべき場所をめぐって。
ふたりの、物語は進んでいく。
閉じ込めて。次第に、その命を蝕みゆく。
その呪いの根源を、誰も知らない。
閉ざされた扉の向こうに陽が差込むとき。
望んでいた自由を、その手にする筈だったのに。
寄り添う月に、見守られるように、眠る。
―せめて、どうか、安らかに。
つづきに、太陽の座を受け継いだ月が。
その身に、呪いを受けた。
いつしか、その傍に”星”が寄り添っては。
供に時を刻んでいく。
月から星へと受け継がれていく宿命。
変わらぬ根源だけが静かに、ずっと。
閉ざされた扉の向こうを月が照らすとき。
望んでも居ない自由を、その手に押し付けられて。
寄り添う星に、全てを託しては、眠る。
―せめて、どうか、安らかに。
太陽と、月が眠って。
ひとりぼっちになった星が輝く。
ひとりの魔女にひとつの魔法
八つ目の星の魔法が煌く。
閉ざされた扉の向こうで星が輝くとき。
その自由は誰の手に渡っていくのだろうか?
寄り添う者が、その場に居ることを願う。
今はただ全てを抱えて。
閉ざされた扉が開かれて、放たれるもの。
閉じ込められた世界の中、迎える末路。
斯くも数奇な、
斯くも奇異なる「密室の少女たち。」
―せめて、どうか、安らかに。
[R.I.P]
(※「せめて、どうか、安らかに」に付いた「Requiescat in Pace」はね…本当は他の単語も付いていたけど、ラテン語が全く分からない^^;)